日本・海外 競馬ヒストリア
日本だけでなく海外競馬に目を向けてみよう

海外競馬の距離の考え方

距離

海外競馬の距離の考え方は、競馬場の体系やクラシックの体系によって整備されています。海外の競馬場は、日本と異なって自然の中の広大な敷地で作られているので、直線だけのコースが実は非常に多いです。そして、こうして作られた直線だけのコースの長さがクラシックで設定されている約1600mに設定されているため、第一にこの距離が非常に重要な役割を果たしています。

また、海外では歴史の長いレースに2400mを設定しているレースがとても多いです。これは、この距離で走ることがサラブレッドの王道であると考えられていたからです。元々、サラブレッドはスピードのみを追求してどれだけ速く走れる品種を作ることができるかに焦点が当てられていました。

しかし、品種改良をし過ぎた結果、一部の血統だけに偏ってしまうという事態になってしまい、スタミナが豊富な新しい血統も求められたのです。そのため、その流れを汲んでスピードとスタミナを確認できる2400mは海外でも日本でも最も重要な役割を果たしています。