日本・海外 競馬ヒストリア
日本だけでなく海外競馬に目を向けてみよう

海外競馬に存在するペースメーカーとは

ペースメーカー

海外の競馬を見ると、たいていの場合はスローペースになり、内側でずっと足をためていた有力馬が抜け出すというのがよく見られます。これはペースメーカーなしでは難しく、日本とは違う競馬文化が築かれていると言えます。日本でも1つの厩舎、馬主が1つのレースに何頭も出すということが行われますが、海外競馬ではあくまでも1つのチームとして出走させ、その中でレベルが低い馬にペースメーカーをやらせて、有力馬にとってレースのしやすい状況を作り出してもらうことになります。

日本では各馬がそれぞれの競馬に徹しようとしますが、海外はチームでレースに臨むため、そのあたりにギャップがあり、こうしたギャップが日本馬が海外のレースに参加する時などに影響を与えています。レースを作るペースメーカーというよりは自分の陣営の有力馬を気持ちよく走らせるというのがメインです。いかに内側を走り、進路を開けさせるかというのがその騎手の腕の見せ所でもあります。