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海外競馬の名レース!1973ベルモントダービー

名レース

競馬の名レースというと、大きく二種類に分かれます。直前まで競り合うものと、他の馬を相手にしないレベルでぶっちぎるというものです。今回はかつて海外であった後者のレースを紹介したいと思います。その馬の名前は「セクレタリアト」アメリカの三冠レースを全てレコードタイムで制し、その名をアメリカ競馬史に残す名馬中の名馬です。

名前の由来は「事務局」という意味で、別名を燃えるような赤毛という意味の「ビックレッド」と呼ばれました。アメリカ三冠レースをすべて制していますが、その中でも特に衝撃的だったのが三冠目のレースであるベルモントダービーです。上手くスタートを切ったセクレタリアトはそのまま逃げていきます。ケンタッキーダービーとプリークネスステークスで2着だったシャムが食らいつくも失速し、ゴールした時には2着の馬に31馬身もの差をつけて圧勝、その時のタイムはなんと2.24.0という未だに破られない世界レコードを記録しました。未だにダート2400mで2分24秒台の馬が表れないことを考えるといかに恐ろしい記録だったかが分かります。