日本・海外 競馬ヒストリア
日本だけでなく海外競馬に目を向けてみよう

日本と海外と競馬のレベル差

レベル

日本と海外の競馬のレベル差は、1990年代以降ほとんど無くなりました。かつては日本調教馬と言われる、外国のセリなどで購入した馬を日本に持ち込み調教された馬がほとんどでした。それをマル外と呼び、特にマイル以下の距離では圧倒的に強かったのです。

しかし最近は日本における種牡馬のレベルが大幅に上昇し、純粋な内国産馬ばかりが海外で活躍しています。欧州の格式高いG1レースを総なめする日も近いでしょう。最近は世界ホースランキングで1位にランクインする馬さえも登場しているのです。

ただしこれらの話は、芝レースのみの話です。ダートレースではアメリカが圧倒的に強く、まるで大人と子供が走っているほどの差があります。アメリカのダートレースの特徴は、最初からトップスピードで走り、持久戦となることです。ですからトップスピードかつ忍耐力が必要です。一方日本のレースはスローペースの瞬発力勝負になることが多く、レースの運び方が根本的に違うのです。日本競馬がアメリカの競馬に追いつくには、あと100年は必要だと言われるくらい差があるのが現状です。