海外競馬のダートは珍しい

日本と違って、海外競馬のダートはとても珍しいです。ダートを主戦場としているのはアメリカくらいで、他は芝を主戦場としています。基本的に、アメリカは風土によって芝を発育させることが難しい環境にあります。日本国内でも、芝の種類としては洋芝と普通の芝の二つがありますが、洋芝を生育させているのは寒い地域に存在している北海道だけです。

これは、洋芝が寒い地域での生育に適していて、暖かい地域の生育には適していないからです。また、雨などの気候などの影響も受けます。アメリカは、気候も荒れやすく寒い地域と暑い地域の環境の激しさもあって、統一的にどの芝を主とするのかを決めていません。そのため、アメリカの競馬はダートが主戦場になっているわけです。

歴史的に見ても、世界の主流は芝であるため、アメリカ競馬は種牡馬系統もかなり特殊な成長を遂げています。実際に、欧州では活躍していない系統がアメリカから日本にやってきて活躍している例も多くありますので、とても面白い競馬を楽しむことができます。